書家 木村東道/新興書道展作品 |
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第41回 新興書道展 (平成12年1月) |
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【詩 文】 管急絃繁拍漸稠 緑腰宛轉曲終頭 誠知樂世聲聲樂 老病人聽未免愁 【落款文】 平成十一年歳在己卯十二月吉日 此日寒冷融如春日 今開詩書讀白樂天詩 乘興把新筆一氣呵成書之 時在麻姑仙舍明窓下遙懷古人 東道■□ |
【訓 読】 管、急にして、絃、繁くして、拍、漸く稠(しげ)し。
緑腰(曲名)は宛転たり曲の終るの頭、 誠に知る、楽世、声声の楽しみ、 老病、人聴いて未だ愁を免がれざるを。 平成十一年歳は己卯にあり十二月吉日。 此の日、寒冷融けて春日の如し。 今、詩書を開いて、白楽天の詩を読み、 興に乗じて新筆を把し一気呵成之を書す。 時に麻姑仙舎明窓下に在りて遥かに古人を懐う。 東道印 |
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