(社)日本書作家協会   書道 書家 木村東道/新興書道展作品
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第44回 新興書道展 (平成15年1月)
第44回新興書道展 木村東道会長作品
【詩 文】
今年到時夏雲白
去年來時秋樹紅
兩度見山心有愧
皆因王事到山中

【落款文】
平成十四年歳在壬午十一月吉日此日讀
唐詩有感即書白樂天詩再因公事到
駱口驛時在麻姑仙舎冬窓下遙懷唐晉士人
東都東道□ □
【訓 読】
今年、到る時に、夏雲白し。
去年、来る時は、秋樹紅なり。
両度、山を見て心に愧(は)ずること有り。
皆、王事(公事)に因(よ)って山中に到る。


平成十四年歳は壬午に在り十一月吉日。此の日、唐詩を読みて感有り、即ち白楽天の詩「再び公事に因って駱口駅に到る」を書す。時に麻姑仙舎冬窓下に在りて遙かに東晋の士人を懐う。
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